全日本柔道連盟は28日、グランドスラム(GS)カザン大会(5月5~7日・ロシア)に東京五輪女子代表で52キロ級の阿部詩(日体大)、48キロ級の渡名喜風南(パーク24)、70キロ級の新井千鶴(三井住友海上)が出場すると発表した。五輪の男子代表は不参加。

五輪日本勢にとって本番前で最後の実戦機会。2連覇を目指す男子73キロ級の大野将平(旭化成)だけが、新型コロナウイルス感染拡大後に1度も大会出場がないまま五輪に臨むことが決まった。最後の出場は代表決定前で優勝した昨年2月のGSデュッセルドルフ大会(ドイツ)。

日本男子の井上康生監督は金メダル最有力候補が“ぶっつけ本番”となることに対し「大会に出るより、海外選手を想定した稽古を積んで本番に臨む方が自分自身のパフォーマンスを出せるという判断だ」と説明。大野は5月9~14日までカザンで行われる国際合宿に参加する。

男子はGSカザン大会に、6月の世界選手権(ブダペスト)90キロ級代表の村尾三四郎(東海大)と混合団体メンバーで73キロ級の原田健士(ALSOK)が派遣される。(共同)