ウィザーズの八村塁(23)が先発出場し、約29分半のプレーで12得点を挙げた。1リバウンド、2アシスト、1スチールも記録。全米中継された試合で後半開始早々、スター選手アンソニー・デービスの上から豪快なダンクをたたき込み、現地のアナウンサーを「オーマイグッネス(なんてこった)!」と感嘆させた。

身長206センチのデービスは、3度のブロック王受賞を持つ。八村はゴール下で待ち受けていたその相手を、力強くはじき返した。「最初は決められたかどうか分からなかった」こともあり、ゴール成功直後のパフォーマンスはなかったが、「ラッセル(ウエストブルック)が笑っていたし、みんなの反応からも決められたんだと分かった」。

3月27日のピストンズ戦で滞空時間の長いダンクを決め、「(キャリアにおいて)トップ3ぐらい。もしかしたらナンバーワンかな」と話していたが、それに匹敵するような派手な一撃。この日も「トップ3ぐらいかな」と振り返りつつ、難易度は今回のほうが高かったかと問われると、「それはそうだと思う。彼はブロック王なので」と胸を張った。

左膝痛からの復帰2戦目。試合が始まってすぐ、ジャンプシュートでチーム初得点を挙げるなど、前半を終えて8得点をマーク。第3クオーター序盤の豪快ダンクで2試合連続2桁得点に乗せた。

チームは王者レーカーズに快勝。直前の試合で連勝は8で止まったが、プレーオフ進出へ向けて再び走りだし、「1戦1戦が大事。気を抜かずにやりたい」。レギュラーズンは残り10試合。最後の力を振り絞る。