フィギュアスケートのアイスショー「プリンス・アイス・ワールド(PIW)2021」横浜公演(5月1~5日、KOSE新横浜スケートセンター)のリハーサルが30日、同所で公開された。

宇野昌磨(23=トヨタ自動車)は、来季のフリー曲と発表した「ボレロ」を披露した。黒の衣装で、演目の中ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や3回転サルコーなどを、エンディングでは4回転トーループを跳んだ(演目は確定ではなく本番とは異なる可能性があります)。

リハーサル終了後、氷上で取材に応じた。一問一答は以下の通り。

-コロナ禍の中、アイスショーPIWに出演して

「このような状況の中、出演させていただけることをありがたく思っていますし、せっかくコロナ禍の中でも見に来てくれるお客さんのためにも、自分ならではというか、来季のプログラムに真剣に向き合っているところを見ていただきたいと思います」

-見どころは

「僕が今回、滑らせていただくのは来季の競技用のプログラム。ショートプログラム(SP)は、未定で『オーボエ・コンチェルト』がSPになるのかまだ分かりませんが、試合のつもりで、真剣に滑る姿を見ていただけたらなと思います」

-試合用のプログラムをお客さんの前で滑って手応えは

「まだ手応えと言えるほど、たくさん滑っていないので。何が手応えかは分からないですけど、やり直しがきかないところは試合と同じ。お客さんの前で滑る状態を設けていただいていること、貴重な経験になると思いますし、試合に生きていくと思います」

-今後の予定は

「特にスケートのことは決まっていません。オフはスケーターではなく、ゲーマーとして生活したいと思っています」

-来季の目標は

「やりたいこと、たくさんあります。その時に何ができて、どういう状況か見当がつかないので、目の前のことを頑張りたいと思います」

本番は1日2公演で午前は11時30分、午後は4時に開演。プリンスホテル独自の新型コロナ対策を講じた上で行われる。【木下淳】