1部最下位(10位)大分三好ヴァイセアドラーが、2部2位のヴォレアス北海道をストレートで下し、1勝を挙げた。大分三好は第1セット25-22、第2セットを25-20で取ると、第3セットは一時、リードを許すも終盤に逆転し、25-23で競り勝った。

 

当初は4月3、4日(千葉・船橋)開催予定も、大分三好のチーム関係者が新型コロナウイルス検査で陽性判定を受けたことが1日に判明し中止。特例措置により、有観客を無観客にし、会場も変え代替日程での開催となった。175センチの得点源で、バックアタック5本を含む14本のアタックを決め勝利に貢献した大分三好の山田滉太(23)は「ヴォレアス北海道さんには迷惑をかけてしまった。こうやって試合をやらせてもらうことになり、何とかしっかりパフォーマンスができるように準備をしてきた。まずは自分の役割を果たせて良かった」と話した。

北海道は、3月7日の2部富士通戦で右足首を負傷した元日本代表の古田史郎主将(33)が復調し先発。アタックで両チーム最多の18得点を挙げるなど奮闘も、初戦を落とした。エド・クライン監督(39)は「V1で戦ってきた大分三好はハイレベルでサーブレシーブからの攻撃を含めアタックを止めることができなかった。明日はもっとサーブで攻め、相手のサーブレシーブからの攻撃を止める必要がある。あきらめず3-0で勝てる準備をしていく」とコメントした。

5日の2戦目で大分三好が勝てば1部残留。北海道が勝ち1勝1敗で並んだ場合は、ポイントの高いチーム(3-0、3-1は3点、3-2勝利は2点で相手に1点入る)、ポイントも並んだ場合はセット率の高いチーム、セット率も同率の場合は、得点率の高いチームを上位とする。すべて同率の場合は1部チーム(大分三好)を勝利とする。