日本ラグビー協会は24日、日本代表36人を発表した。19年W杯日本大会以来の活動で、主将はフランカーのリーチ・マイケル(32=東芝)が継続して務める。

オンライン会見に参加したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(51、HC)は、主将を決めた理由について明かした。

「リーチに関しては継続性という部分。他のキャプテンを考えていなかった訳ではありません。私が16年に最初に日本代表に来た時から、リーダー陣を育成していくことが、ここまでうまくできている」

23日に決勝を終えたトップリーグで主将を務めたSO田村優(キヤノン)、SH茂野海人(トヨタ自動車)、フッカー坂手淳史(パナソニック)の名前を出しながら「彼らリーダー陣が責任を持って、自分たちの基準に、グラウンド外でもリードしていくことが大事。そうしていくことで、お互いをサポートしていき、スムーズにチームが前に進んでいく。前回のW杯でもラピース(ピーター・ラブスカフニ)、リーチのサポートがありがたかった。チームの中で、競争のある環境をつくるのが大事」と力を込めた。

26日から大分・別府合宿に入り、6月12日には強化試合(静岡・エコパスタジアム)で特別編成される「サンウルブズ」と対戦する。最大のターゲットは同月26日。イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドを代表する選手を集めて4年に1度編成される「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」とエディンバラでテストマッチを予定している。7月3日には、ダブリンでアイルランド代表と戦う。

この日発表された代表選手は以下の通り。

◆FW(21人)

◇プロップ

稲垣啓太(パナソニック)

バル・アサエリ愛(パナソニック)

垣永真之介(サントリー)

具智元(ホンダ)

クレイグ・ミラー(パナソニック)

森川由起乙(サントリー)

◇フッカー

坂手淳史(パナソニック)

中村駿太(サントリー)

堀越康介(サントリー)

◇ロック

マーク・アボット(サニックス)

ビンピー・ファンデルバルト(NTTドコモ)

ヘル・ウベ(ヤマハ発動機)

ジェームス・ムーア(サニックス)

◇フランカー

小沢直輝(サントリー)

ベン・ガンター(パナソニック)

ジャック・コーネルセン(パナソニック)

ピーター・ラブスカフニ(クボタ)

リーチ・マイケル(東芝)

◇NO8

テビタ・タタフ(サントリー)

アマナキ・レレイ・マフィ(キヤノン)

姫野和樹(トヨタ自動車)

◆BK(15人)

◇SH

荒井康植(キヤノン)

斎藤直人(サントリー)

茂野海人(トヨタ自動車)

◇SO

田村優(キヤノン)

松田力也(パナソニック)

◇WTB

江見翔太(サントリー)

シオサイア・フィフィタ(近鉄)

セミシ・マシレワ(近鉄)

レメキ・ロマノ・ラバ(サニックス)

◇WTB・FB

ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ)

松島幸太朗(クレルモン)

◇CTB

シェーン・ゲイツ(NTTコミュニケーションズ)

中村亮土(サントリー)

ラファエレ・ティモシー(神戸製鋼)

◇FB

山中亮平(神戸製鋼)