女子2回戦は昨年度ウインターカップ(全国高校選手権)出場の第1シード聖和学園が134-32で柴田を圧倒し、2季連続の全国出場に手ごたえを示した。

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聖和学園は久しぶりにユニホームに身を包み臨んだ初戦を見事に快勝。昨年のウインターカップ出場校の貫禄を見せた。

第1クオーター(Q)開始1分から橋本この実(3年)が3連続得点し、早々に試合の主導権を握った。橋本はシュートを外すことなく、第1、2Qにそれぞれ10点、第3Qにフリースロー1本を決める合計21得点の活躍。橋本は「ディフェンスが良くなるとオフェンスも良くなると思うので、ディフェンスで強く当たることを意識していました」と語り、「次の試合もディフェンスで流れを作れるように全員で声を出して頑張りたいです」と意気込んだ。

小野裕監督(45)は「生徒たちの思いを表現できる場に立てたことが何より良かったと思います」とコロナ禍の中、無事に試合ができたことを喜んだ。選手については「高瀬が良かったです。ルーキーながらリバウンドを頑張ったし、速攻で先頭を走って点数を取っていて、頼もしい活躍をしてくれました」と新戦力に期待を込めた。

その新戦力、12得点を挙げた高瀬ゆのか(1年)は「緊張していたんですが、決めきるところでしっかりと決められたので良かったと思います」と試合を振り返った。自身のプレーについては「チームにオフェンス、ディフェンス、リバウンドでも貢献できているんじゃないかと思います」と語り、特にリバウンドには自信を見せた。聖和学園の新戦力は「自分らしくしっかり足を動かして先輩についていきたいです」と意気込み、先輩の背中を追いかける。ウインターカップを経験した3年生が新戦力を支え、1戦1戦、聖和学園らしく勝ち進んでいく。