日本代表NO8のテビタ・タタフ(25=サントリー)が5日、減量宣言した。

強化合宿が行われている大分県別府市からオンライン取材に応じた。連日、走り込み中心のフィットネスメニューが続き、チーム最重量の121キロを誇る25歳は「今は119キロにしたい。(体重が)減ればもっと動きも良くなる」と減量を誓った。

東海大時代は、同じトンガ出身で19年W杯日本代表のCTBアタアタ・モエアキオラ(25=神戸製鋼)とともに、圧倒的なフィジカルを武器に“秘密兵器”として活躍した。既に日本代表デビューも果たしているが、先月30日から本格始動したジョセフ・ジャパンの練習量について「今までで一番きつい。東海大、サントリーよりもきつい…」と吐露。その一方で、各選手がつながりを大事にする「ONE TEAM」に感銘を受け、尊敬する大学の先輩のリーチ・マイケル主将(32=東芝)とも時間を共有できる喜びをかみしめた。

日本代表は12日に特別編成された「サンウルブズ」との強化試合(静岡スタジアム)を経て、26日に全英代表ライオンズ戦(英エディンバラ)を控える。陽気な性格の桜の戦士は「フィジカルバトルが楽しみ。でかくて重い相手に負けないように頑張る」と、大一番に気持ちを高ぶらせていた。