山形城北の1年生、花輪日菜が山形学院の佐藤理枝(2年)に3-1で勝利し、女子シングルスの頂点に立った。山形城北からは花輪をはじめ、準決勝進出の青木もも(1年)斎藤萌果(2年)の3人が全国出場を決めた。

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「1年生から優勝することが目標でした」と語る花輪は「うれしかったの一言に尽きます」と優勝の喜びをかみしめた。山形城北の一員として臨んだ県総体について「勝負の時は(卓球)台を挟んだら敵なんですが、それ以外では仲間としてともに戦えたことで、楽しく卓球ができました」と振り返り、チームワークを実感した。

小学校3年生から卓球を始めた花輪は、高校生となって初めて臨む全国の舞台に向け、「山形県の代表として行くからには1回勝つという目標ではなく、ランキングに入って良い結果を残せるように頑張りたいです」と、さらなる成長を誓った。

布川友昭顧問(40)は「団体戦では1年生2人がポイントゲッターになってくれました。青木が他校の3年生エースを倒したり、花輪が少し硬さが見えながらも、うまく試合を運んでくれたのが勝てた要因」と新戦力の活躍を喜び、全国に向け「県で勝って満足せずに全国でも勝てるようなチーム作りをしていきたいと思います」と意気込んだ。

花輪は「3球目でのフォアドライブのような自分から攻めていくボールの得点率が高い」と自身を分析する。強気にどんどん攻めていくプレースタイルでチームを勢いづけ、全国でも勝利をつかむ。