国際バレーボール連盟(FIVB)は8日、イタリア・リミニで開催中の「ネーションズリーグ」に出場するセルビア女子代表選手が対戦相手を侮辱する行為に及んだことを認定した。

1日に行われたタイ代表との試合中にアジア人蔑視に当たるつり目ポーズを取り、味方選手と笑みをこぼす光景がネット上で拡散されていた。

国際連盟は具体的な侮辱行為に関する内容の言及はしていないものの、この試合中に懲戒規則違反に当たるジェスチャーがあったとして、当該選手に2試合の出場停止、セルビア連盟に2万フラン(244万円余り)の罰金を科した。

罰金の使い道について連盟は、差別的な行為をなくすための教育プログラムの援助として全額寄付するとしている。