不妊治療を経て2月に双子の女児を出産した元バレーボール女子日本代表の大山加奈さん(37)が、凍結保存してある受精卵(凍結胚)の保存期間延長を選択したことを報告し、決断するまでの苦悩を明かした。

大山さんは21日、インスタグラムを更新。「1年前の今日が移植日でした 誕生日と同じくらい大事な日かも。なんだかとても感慨深いものがあります。。。」と報告するとともに、「きっと治療されていた多くの方がぶつかる悩みだと思うのですが 凍結胚の保存期限が迫り、一年ごとの更新なので保存を延長するのか破棄するのかという決断をしなければならず…」と切り出した。

「ふたりも来てくれたしもう十分という気持ちが大きいですし、現実、色々な面から考えても3人目は厳しいかなというのが今の気持ちで…」と心境を明かすも、その一方では「後々もしかしたらもうひとり欲しいと思うときが来るかもしれない」との思いも浮かび、また、高額な費用の問題もあり、決断できずにいたという。

それでも「結果的には後々どちらの後悔のほうが受け入れられるかと考え延長することに決めました」とし、「つらかったあの日々を振り返ると凍結胚を延長するかどうという悩みなんて本当に贅沢な悩みですよね…だからこの件について書くことは控えるべきかなとも思いましたが、同じように悩んでいる方や悩んだ末に決断をした方が少なくないことを感じていたので発信することにしました」と説明。「もちろん最終的にはご自身で決断されることですが みなさんにとって少しでも参考になったり心が軽くなるようなお手伝いとなることを願って…」とした。