バレーボール男子は、恵庭南が東海大札幌を2-0で下し初優勝を飾った。51年創部で、初の頂点に輝いた。大和田琉斗主将(3年)は「雰囲気をしっかりつくって、自分たちの試合をしようと思っていた。出だしから最後までやりきれた」と胸を張った。

相手の高さに負けず、攻めの攻撃を貫いた。船津翔太(3年)は「エースとしてチームを勝たせるというのが自分の役割だった」との言葉通り、決勝で9得点の活躍をみせた。相手の映像分析なども行い、練習を積んできたブロックも効果的に決まってのストレート勝ちだった。

今年1月の春高バレーに出場し、全国1勝をマークするなど着々と力をつけてきた。日々の練習から選手たちが自主的に取り組むスタイルだ。4月に就任した岩野祐太監督(35)は「選手が練習メニューを立てたり、ゲームの分析をしたり、戦い方を自分たちで考えて取り組める。そういった彼らの積み重ねが成果に出て私自身もうれしい」と満足そうに話した。ゲームキャプテンの越智涼月(りょうが、3年)は「1試合でも勝てるように」と全国を見据えた。【山崎純一】