男子110メートル障害の金井大旺、男子走り幅跳びの城山正太郎が陸上競技を始めた函館市千代台公園陸上競技場を拠点にしたクラブチーム、函館CRSでは、OB2人の五輪出場内定に歓喜した。27日、同競技場で小中学生の現役選手、コーチら約20人がテレビ観戦。岡部寿一校長(79)は「緊張して見ていた。みんなで歓声を上げて喜んだ。CRSから2人も五輪に出るなんて。本人たちの努力です」と声を弾ませた。

岡部校長は教え子たちと今でも親交がある。金井は函館帰省の度にハードル教室として後輩たちにアドバイスを送るという。「頭の良い子で、よく独自にハードルの研究をしていた」と振り返る。城山とは連絡をやりとりしており「(もともと)短距離の選手で速かったけど、高校、大学で成長した」とうなずいた。

城山が金井より1学年先輩で、小中学時代の同時期に同じチームで練習していた2人が大舞台で戦う。岡部校長は「ぜひ決勝に行って欲しい。函館から応援している」とエールを送っていた。