ラグビーでトップリーグ(TL)神戸製鋼の15年W杯イングランド大会日本代表SH日和佐篤(34)が、小学生のレベルの高さに驚きの声を上げた。7日、神戸市内の練習場でチームのラグビーアカデミー体験会に参加。時折雨が降りしきる中で、兵庫県内の小中学生に指導を行った。

自身も兵庫県ラグビースクールの出身。地元の報徳学園高から法政大に進み、サントリー時代には日本代表に定着した。目を輝かせる子どもたちに助言を送り「レベルが高いですね。日本代表が強くなっていることもあるでしょうし、TLもレベルが上がって、情報量が多い。学ぶ姿勢も素晴らしいですし、楽しいです」と笑顔を見せた。

22年1月開幕予定の新リーグは、今まで以上に地域に根ざした活動を重要視している。神戸製鋼も秋から毎週水曜にアカデミーとしての活動を予定。時間が許す限り、現役選手も参加するという。

この日の体験会にも東は尼崎、西は姫路と県内の広範囲から子どもたちが集まった。地面は土ではなく、天然芝。日和佐は「目いっぱい転げられますね」とほほえみ、地域貢献活動を歓迎した。【松本航】