平野歩夢(22=TOKIOインカラミ)が、夏冬両オリンピック(五輪)出場を成し遂げた。

平野はスノーボードのハーフパイプで冬季五輪2大会連続銀メダリストで、両五輪出場は大会組織委員会の橋本聖子会長を含む日本人では5人だけ。

予選3回の試技で最高得点は62・03点で全体14位。上位8人による決勝進出を逃した。

競技後の一問一答は以下の通り。

-東京五輪の演技を終えて感想は

平野 楽しく自分の滑りができたので、悔いはないです。

-スケートボードとスノーボードの挑戦がここでひとまず終わった

平野 この後はスノーボードに切り替える。離れた期間がちょこちょこあり、周りのレベルも上がっている。(北京五輪まで)半年でどこまでやれるんだという意味では、またこれもチャレンジ。(夏の挑戦は)終わっても、終わってない。

-東京五輪はどうだった

平野 (スケートボードを)やっていくうちに、他の人がやってないことはこんなに大変なんだと改めて実感していた時期もあった。その時期はつらく、苦しかった。

-冬季五輪とは違ったか

平野 あんまり緊張なくできた。勝ち負けより、この場に立てていることや納得いくことを表現したかった。プレッシャーとかは正直感じることなく、どこまでやれるのか挑戦できた。

-演技については

平野 高さや回し(回転)だったりとかは、スノーボードをやっていた人間として武器にしなきゃいけないと思っていた。そのへんは最大限に見せられた。

-今回のチャレンジ通じて得られたものは

平野 スケートボードを始めてから、楽しいことだけではなかった。自分との戦いが繰り返し続いていた。そういうところはスノーボードではなかなか感じない部分だった。スケートボードを通じて自分自身を強くしてくれた。