フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者、羽生結弦(26=ANA)が1日、日本スケート連盟(JSF)公式YouTubeチャンネルを通じて今季の抱負を語った。

「こんにちは。フィギュアスケートの羽生結弦です。いつもご支援いただき、ありがとうございます。今シーズンも自分の夢の達成に向けて、日々精進していきます。これからもよろしくお願いいたします」

羽生は19年度の4大陸選手権で優勝。JSFが選ぶ19-20年シーズンの年間最優秀選手「JOC杯」を、スピードスケート男子の新浜立也とともに受賞していた。ほかに19年グランプリ(GP)ファイナル2位、20年度の世界選手権3位と世界国別対抗戦団体戦3位の成績も紹介された。「夢」には、かねて世界初となるクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)成功を挙げている。

JSFはこの日、毎年選定している優秀選手賞の受賞選手を動画で紹介。羽生は、フィギュア界では宇野昌磨、鍵山優真とともに登場した。例年4月に表彰祝賀会が開催されているものだが、令和元年度、令和2年度(19、20年度)ともに新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、動画を通じてファンにメッセージが届けられた。

14年ソチ、18年平昌の両五輪で金メダルに輝いた羽生は、まだ22年北京五輪を目指すか公言していない。その中で今季はGPシリーズ第4戦のNHK杯(11月12~14日、東京)と最終の第6戦ロシア杯(同26~28日、ソチ)に出場する予定となっている。【木下淳】