国際競泳リーグ(ISL)に参戦する「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は6日、都内でインターネット銀行「みんなの銀行」とのパートナーシップ契約の締結会見を行った。

北島康介GMが、横田浩二頭取、永吉健一副頭取と出席。北島GMは「プロスポーツチームとして、どう盛り上げていくか。金融とスポーツという新しい取り組み。いろんな方に興味をもっていただく入り口を作ることが僕の役割。ISLを、もともとの水泳ファンだけでなく、いろんな方に見てもらいたい」と話した。

会見では「スポーツ×金融」という異色コラボの内容も発表された。「みんなの銀行」は口座の中を、自由に名前をつけられる複数のボックスに分けて、お金を管理できる。そのボックスに「東京フロッグキングス」を意味する「TFK」という文字をつけてお金を入れると、総額の1%が「支援金」としてかえる軍団に還元される。期間はこの日から22年3月31日までの半年間で、支援金の上限は500万円に設定された。

顧客は金利を従来通りに受け取れ、金銭的なマイナスは発生しない。かえる軍団は、ファンに対して特別グッズなどのプレゼントを用意する。同行の横田頭取は「私たちはミッションとして『みんなに価値あるつながりを』掲げております」と説明。永吉副頭取も「スポンサードだが、資金支援だけでは面白くない。例えば試合の応援に行こうと思って、ファンがお金をためる。それがチームのためになる。ファンには何のコストもかからない。金融でこういう仕組みはなかった」。同行はファンとかえる軍団をつなぐ役割を担う。

北島GMは「選手が自分のフィールドで流す汗、流す涙はかけがえのないもの。世界トップが戦っているところをみてもらいたいし、もっとISLの魅力を発信できるようにしたい」と意気込みを語った。【益田一弘】