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今日のイベント

【大会】

オータム・クラシック

▼会場

カナダ・ピエールフォン

▼種目

ペアSP(16日午後2時10分=日本時間17日午前3時10分)

女子SP(16日午後4時20分=日本時間17日午前5時20分開始)

▼出場選手

三浦璃来・木原龍一組


今日の誕生日

マッジ・サイアーズ(1881年)→20年Pick Up!(最終項にリンクあり)

アンドレ・ブリュネ(1901年)

フランスの女子ペア選手。28年サンモリッツ、32年レークプラシッド五輪金メダル。

イワン・ブキン(1993年)→Pick Up!


Pick Up! イワン・ブキン

ロシアのサラブレッドが28歳を迎えました。男子アイスダンス選手として13年世界ジュニアで優勝。若くして将来を期待された理由の1つは、その系譜にありました。父アンドレイさんは1988年カルガリー五輪のアイスダンス金メダリストで、親子での金メダルに祖国は注目しています。

父は息子にはフィギュアスケーターになってほしくはなかったそうです。引退する31歳まで、旧ソ連の厳格な管理の下で国を代表した経験が、違う道を望ませました。ただ、母方の祖母は父がアイスショーのツアーにでている間に、イワンをリンクに連れ出します。「朝5時に起こされて、吹雪の中を15分歩いてリンクに向かう。小さい頃は本当にフィギュアが嫌いでした」と海外メディアに振り返っています。

1つの転機はいまもパートナーを組むアレクサンドラ・ステパノワとの出会いでした。2006年にアイスダンサーとして2人で歩み出すと、きょうだいのように息の合ったコンビは一気に実力を伸ばしました。

2014-2015年シーズンにシニアデビューを果たし、15年欧州選手権では初出場ながら銅メダルを獲得。次世代の星の2人が厳しい現実に直面したのは18年平昌五輪でした。ロシアのドーピング問題により、ブキンの参加を国際オリンピック委員会(IOC)が認めませんでした。検査の陰性を訴え続けましたが、IOCから返答はありませんでした。

失意の中で、競技を続けます。2018-2019年シーズンは欧州選手権2位、世界選手権4位。世界の頂点に迫ります。昨季はステパノワの背中のケガや新型コロナウイルス感染、さらにブキンも体調不良などの影響もありました。欠場が続きましたが、本格的な練習は3週間で出場した昨年末のロシア選手権では初制覇。11カ月ぶりの実戦をものともしませんでした。21年世界選手権では5位に入り、今季は3年前はかなわなかった五輪出場を目指します。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2021年7月9日
2021年7月9日

21年7月9日、「ドリーム・オン・アイス2021」で演技をする田中刑事(代表撮影)。


プレーバック

「オータム・クラシック」2018年

樋口新葉、松田悠良、メドベージェワ(写真特集)


今日の出来事

ロンバルディア杯で宇野昌磨(19=トヨタ自動車)が2連覇(2017年)

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