東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が14日、静岡県庁を訪れ、川勝平太知事(73)と会談した。

同県内では五輪とパラリンピックの自転車競技が開催された。橋本会長は「開催を信じて多くの方が準備をしてくださった。その思いが何としても大会をやり遂げるんだという力にもなった」と感謝の思いを口にした。コロナ禍で多くの競技が無観客で行われた中、自転車は一部有観客で実施。感染対策に万全を期した川勝知事は「スポーツの力でコロナを乗り越えていくという元気をもらえた」と盛り上がりぶりを伝えた。

静岡県は今後、自転車競技の世界大会招致を目指し、静岡の魅力を世界にアピールし続けていくという。橋本会長も「世界のサイクリストがまた静岡にきてもらえるように、我々も発信していきたい」と協力を約束した。