バレーボールの男子アジア選手権第3日は14日、千葉ポートアリーナで1次リーグが行われ、日本がインドを3-0で下し、3戦全勝で1次リーグを突破した。今大会初出場となった主将でアウトサイドヒッターの石川祐希(25=ミラノ)が両チーム最多の18得点をマーク、完勝に貢献した。2次リーグでは16日に中国、17日にオーストラリアと対戦する。

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背中の痛みで予選2試合をベンチから見守ってきた石川主将が、インド戦でコートに戻ってきた。会場に詰めかけたファンから温かな拍手で出迎えられると、第1セットから本領発揮。強烈なサーブでエースを奪い、鋭い強打で得点を量産。両チーム最多18得点を奪い「しっかりと勝ちきり、これからにつながる試合ができた」と振り返った。

前日のバーレーン戦で1セット奪われたことについて、試合後のミーティングで主将自ら「世界で勝つために一人一人が責任を持たなきゃいけない」と訴えた。この日は自身のプレーでも味方を鼓舞し、宮浦や大塚といった若手アタッカー陣も奮起。19年南アジア大会王者を圧倒した。

悩みだった背中の痛みも「問題ない」と石川。16日からの2次リーグに向け「残り4戦勝ちきって優勝する」と闘志を燃やした。