渡辺優美(28=福岡)が2コースからジカまくりを決めた。通算7度目、今年は7月下関以来となる3度目の優勝を決めた。

12R優勝戦は、3枠井上一輝がカドに引いて2対4の隊形。渡辺は内を締める井上を受け止めて、イン繁野谷圭介を一気にまくり切った。「まくりは1年くらい決まっていなかった。これで階段を上れましたね」。前回のまくりは昨年10月12日の徳山。その時も2コースまくりだった。「スタートは全速。外から来られても伸び返せると思っていたし、繁野谷さんよりスリット足がいいので、気持ちに余裕があった」と26号機に感謝した。

男女混合戦での初優勝となった。「やはり違いますね。イン以外での優勝も初めてなのでうれしいです」と満面の笑み。次節は21日からの徳山プレミアムG1ヤングダービー。「ヤングダービーは相性悪いので、やれることをやります。他にもやることはいっぱいありますが、年末まで突っ走ります。その前に、前髪が伸びてきたのでカットしてきます」。5月鳴門で話題を呼んだ、前髪カットの願掛け効果にも注目したい。