東京オリンピック(五輪)個人メドレー2冠の大橋悠依(25=イトマン東進)が、400メートルメドレーリレーの背泳ぎで奮闘した。

得意の200メートル個人メドレーは2分7秒01で3位。「あまり体が動かなくて、自分のやりたい仕事ができなかった」。その後に、同リレーの第1泳者として背泳ぎで起用された。

背泳ぎは得意泳法ではあるが、得意な距離は200メートル~400メートルの中距離としている。それでも100メートルを全力で泳いで59秒00を出して、8チーム中7番手で後続につないだ。大橋は「どうなるかなと思ったけど、タイムは遅いですが、自分のベストは更新できた。チーム皆で全力で泳ぎました」と納得の表情だった。

渡部香生子は、女子200メートル平泳ぎで2分2秒83を出して2位。トップとは0秒26差だった。「(前半の)2戦よりも大幅にタイムを上げられて安心しています。最後のタッチで負けたので、まずは明日、タッチとか細かいところで勝てるようにしたい」と話した。

瀬戸大也は200メートル平泳ぎで2位。続く200メートル個人メドレーでは前半からスピードが出ずに5位。「東京フロッグキングス」(北島康介GM)のエース格としてフル回転してきたが、連戦の疲労がにじんだ。

かえる軍団は第8戦第1日を終えて、4チーム中3番手で折り返した。最終日は19日(日本時間20日)に行われる。