南北海道は、札幌山の手が札幌厚別を72-0で下し、4連覇に向け好発進した。

王者・札幌山の手が圧倒的な強さで4強に進出した。全半開始1分、中央で奪ったボールを左に展開し、サイドを駆け上がったWTB熊谷歩己(3年)が先制トライ。3分にも中央から左に回し熊谷が連続トライを挙げ、流れを引き寄せた。「チームとしてつなげたことが大きかった。サイドでミスをしたら持って行かれる。そういう面では、しっかり足で貢献出来て良かった」と振り返った。

熊谷は昨年の全国大会初戦(鹿児島実戦)の終盤から途中出場も、チームは14-19の逆転負け。「5分ぐらいの出場で1度もボールをもらえず、タックルもできなかった。何もできずに終わった」。新チームではWTBの定位置を勝ち取り、全道初戦でいきなり2トライとアピール。「終盤に得点できなかった。次は最後まで気を抜かないで、トライを続けられるようにしたい」と反省も忘れなかった。