旭川龍谷が遠軽を27-21で下し4連覇。大阪・花園ラグビー場で行われる全国大会(12月27日開幕)に出場する。

旭川龍谷が競り勝ち、4年連続で花園切符をつかんだ。前半2分の先制トライを含め、2トライで勝利を引き寄せた主将のWTB能祖(のそ)は「自分たちのラグビーを貫けたのが良かった」と喜んだ。

3年生わずか6人の現チーム。昨秋の新人戦は経験不足を露呈し札幌山の手に7-81、敗者戦でも帯広柏葉に10-31と、どん底に突き落とされた。それでも小西良平監督(44)は「うちは走り勝つという土台がある。しっかりやれば力はつく」とブレずに強化。夏場は、社会人チームのマツダスカイアクティブズ広島・中居智昭監督(40)を招き、より早く展開する練習を繰り返し、連覇につなげた。

4年連続の花園出場となるが、勝利は79年以来遠ざかっている。能祖は「イージーミスを減らすことで、次は花園1勝につなげたい」。地道に課題を克服し、全国の壁を突破する。

◆旭川龍谷の花園成績 昨季まで5度出場。78年に初出場し、高鍋(宮崎)に0-50で1回戦敗退。79年の1回戦で諫早農(長崎)に24-16で初勝利を挙げ、2回戦で大工大高(現常翔学園)に0-80で敗戦。39年ぶり出場だった18年から3年連続で1回戦敗退が続く。