阪南大1年の宮田将吾(18)が2冠を達成した。前日の500メートルに続いて1000メートルを制し「緊張はしなかった。気持ち良く終われて良かった」と喜んだ。

目指すは大先輩の道だ。大会後に22年北京五輪の枠取りが懸かるW杯代表入りが決定。日本ショートトラックの五輪メダル獲得は98年長野大会から遠ざかり、同五輪男子500メートルの金メダルが大学の先輩である西谷岳文氏(42)だった。当時はまだ生まれていないが、同じ1月生まれの宮田は「スタートを見習いたい。西谷さんと同じ19歳で(五輪に)挑む。自分も金メダルを取りにいく」と誓う。

「浪速の弾丸」と称された先輩を追い、現在は愛称も募集中。長島圭一郎ヘッドコーチ(39)に「勢いがある。体も大きくなった」と太鼓判を押される新星が歴史を変える。【松本航】

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