22年1月に開幕するラグビーの新リーグ「リーグワン」1部コベルコ神戸スティーラーズが11日、神戸市内で全体練習を開始した。

チーム名に「神戸製鋼」を入れず、初代王者を目指して進む新シーズン。始動日は体力測定後に全体でパスなどのスキル練習を行い、元日本代表SH日和佐篤(34)は「シーズン終了から4~5カ月たつが、測定でいい結果を出せた選手が多かった。シーズンに向けて、みんなで頑張っていきたい」と決意を示した。

今季は港町をイメージさせる「アンカー(いかり)グループ」と名付けられた代表経験者4人が、フランカー橋本大輝主将(34)、副将のフランカー橋本皓(28)、SO李承信(20)の3人を支える体制。代表51キャップの日和佐に加え、日本代表宮崎合宿参加中のFB山中亮平(33)、新加入で代表7キャップのプロップ山本幸輝(30)、ニュージーランド代表50キャップのSOアーロン・クルーデン(32)が名を連ねる。

主将の橋本大は「自分は有名選手でもなければ、華のあるプレーができるわけでもない。昨季のキャプテン(日和佐、ロックのフランクリン)含め、各選手の負担を減らし、自分のプレーに集中してもらえる環境づくりが自身の役割だと思っている」とキッパリ。日和佐も「試合メンバー外のモチベーション維持など、主将やバイス(副将)が気にしなくても良い環境をつくりたい」とサポートを誓う。

開幕戦は22年1月8日、本拠地ノエスタで迎えるNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安戦。7人のリーダー陣が、新しい神戸の船出をけん引する。