今年3月の世界選手権で初出場2位の鍵山優真(18=オリエンタルバイオ/星槎)が首位発進した。

22年北京オリンピック(五輪)テスト大会が、本番会場となる首都体育館で開幕。参加10選手のうち8番目に登場した鍵山は、今季の国際大会初戦で97・80点のハイスコアをマークした。

4回転サルコー、4回転トーループ-2回転トーループの2連続、トリプルアクセル(3回転半)と全てのジャンプを決めて、国際スケート連盟(ISU)非公認記録ながら自己ベスト(世界選手権=100・96点)に迫る演技を、約4カ月後に日本代表となって滑ることを目指す氷の上で披露した。

「個人的にすごく滑りやすい氷。思い切ってできたのは良かった。自信を持って最後までやれた。明日(15日)も今日の気持ちを忘れず、全力でやるという気持ちをしっかり持って最後まで演技ができたらいい」

フリーは翌15日の日本時間午後7時20分から行われる。

この大会には9カ国・地域から32選手が参加。無観客かつ、選手や関係者と外部を隔離する「バブル」方式で本大会に備えて感染症対策などを試験している。