ラグビーのオーストラリア代表(世界ランク3位)主将でフランカーのマイケル・フーパー(29=ワラタス)が、ボール争奪戦「ジャッカル」で有名な日本の柱を警戒した。

22日、テストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2021」日本戦(23日、昭和電工ドーム大分)の前日練習前にオンラインで取材対応。代表115キャップを誇り、昨季はトヨタ自動車(現トヨタヴェルブリッツ)に在籍した世界的スターは「姫野選手は素晴らしい。同じクラブ(トヨタ)にいて、今年は(姫野が)ニュージーランドでプレーしていたが、素晴らしい人物だと思っている」と同じバックロー(FW第3列)の目線で分析した。

チームは直近の南半球4カ国対抗において、19年W杯日本大会優勝の南アフリカ2連戦、日本が23年W杯フランス大会1次リーグで戦うアルゼンチン2連戦を4連勝で締めくくった。

フーパーは日本について「(W杯イングランド大会があった)15年以降、急速に強くなっている。ボールをよく動かす」と印象を明かし「私たちにとっては大きなチャレンジ。今週初めは湿度が高かったが、昨日、今日と気温が低い。今のような気候であれば、いいラグビーをする絶好の機会。過去4試合でも、いい結果を生み出せた。今回もうまくできれば、5連勝を目指せると思っている」と力強く言い切った。【松本航】