跳馬のスペシャリスト、米倉英信(24=徳洲会)が銀メダルを獲得した。種目別決勝で14・866点をマークし、初出場で表彰台を射止めた。

違う技を跳ぶ2本の平均で競われる種目。1本目は自身の名前が付く最高難度の「ヨネクラ」(伸身カサマツ2回半ひねり)の着地で前に1歩で踏ん張って15・000点。2本目の「ヨー2」は14・733点とした。福岡県出身で地元凱旋(がいせん)ともなる舞台で、大きな跳躍を見せた。

東京オリンピック(五輪)代表選考では鉄棒の内村航平と最後まで個人枠の1枠を争った。初の世界選手権で、今度はその偉大な先輩とともに戦うことになっていた。「航平さんと今度は一緒に演技できる。僕が最初に跳馬で金メダルをとって、(鉄棒の)航平さんにいい流れでつなげたい」と臨んでいた。