日本オリンピック委員会(JOC)は15日の理事会で、東京オリンピック(五輪)後に日本選手団の認知度(57・3%→55・5%)が微減したことを明らかにした。

今年6月(大会前)と9月(大会後)に、約5000人を対象としたウェブのアンケートを実施。五輪の関心度の上昇など大会前に掲げた目標の8割が「達成」「おおむね達成」だったにもかかわらず、なぜ日本選手団の認知度は減ったのか。

調査ではオリンピズムへの共感が大会前45・7%から大会後に49・9%、オリンピズムの言葉の認知が29・8%から31・5%、オリンピズムの意味の認知が25・7%から26・3%。微増ではあるものの、籾井圭子常務理事は「上昇率はあまり高くはないが、専門家にも確認して優位と言えるとのことで『達成』とした」と説明。

一方で、日本選手団の認知度が微減した理由については、籾井常務理事は「分からない」。その上で「チームジャパンとしてブランドの発信の仕方を考えなくてはいけない」と話した。