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今日の誕生日

永井優香(1998年)→20年Pick Up!(最終項にリンクあり)


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2021年10月3日
2021年10月3日

21年10月3日、フィギュアスケートジャパンオープン・カーニバル・オン・アイスで演技する友野一希。


プレーバック

「ロシア杯」(2019年)

宇野昌磨が4位も前向きな思いを口に


今日の出来事

本田武史が日本人初の4回転ジャンプに挑戦(1997年)

NHK杯◇30日◇長野市ホワイトリング◇男子シングルフリー

日本人初の4回転ジャンプは、失敗に終わった。長野五輪代表の本田武史(16=東北高)は、昨年9月の国内競技会以来の4回転ジャンプ挑戦を試みたものの、着氷で痛恨のしりもち。痛めていた右足もひねり、古傷を再発させてしまった。五輪前の最後の国際大会は6位。12日から始まる全日本選手権(神戸)の出場も微妙となり、五輪はぶっつけ本番で臨むことになった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

日本人初の夢は、またもついえた。開始25秒。アップテンポの曲に乗った本田は、天高くジャンプした。空中できれいに4回転。だが、歓声はすぐに悲鳴に変わる。着氷の瞬間、バランスを崩し、しりもちをついた。「五輪までに、五輪舞台(ホワイトリング)で決めておきたかったのに……」。本田の描いた青写真は、もろくも崩れさっていった。

それどころか、痛烈なダブルパンチとなった。演技終了後、右足のスケート靴を投げ捨てた。「またひねってしまった」。4回転ジャンプから着氷した際、11月20日にねん挫したばかりの右足首を再びひねった。「もうダメだと思った。右足は動かなかった」。演技は精彩を欠き、ショートプログラム3位から、6位へと総合順位は後退した。

五輪は、ぶっつけ本番となった。12日からは3連覇のかかる全日本選手権(神戸)に出場予定だったが、「1日以降、仙台か東京の病院で診察を受けてから、出場を決めます」と城田憲子全日本強化部長は話した。仮に、出場しても足に負担のかかる4回転ジャンプは不可能。「一番大事なのは五輪。それまでに足を完治させたい」と本田。夢の4回転ジャンプは予行演習なしで、五輪を迎える。