男子テニスで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は19日、中国最高指導部メンバーだった張高麗元副首相と不倫関係にあったと告白した女子テニス選手の彭帥が安否不明となっている問題に関し「テニス界が団結して対応すべきだ」と呼び掛けた。ロイター通信が伝えた。

ジョコビッチはトリノで開催中のツアー最終戦での試合後に「恐ろしい状況だ。テニス界は彼女と家族を支える必要がある」と述べた。女子ツアーを統括するWTAが中国からの撤退を辞さない姿勢を示していることについて全面支持を表明。「問題が解決しないまま中国で試合が行われるのはおかしい」と語った。

WTAのスティーブ・サイモン最高経営責任者(CEO)は19日、彭帥と連絡を取るための努力を続けていることを明かし、国際テニス連盟は「選手の安全は最優先事項。この件について透明性のある調査を支持する」との声明を出した。彭帥については米国や国連人権高等弁務官事務所も懸念を表明し、所在の確認を求めている。(共同)