立命大が計6トライを挙げて最終戦を飾った。

敗れれば入れ替え戦(7、8位)に回る可能性もあったが、粘る摂南大を突き放した。前半2分に先制トライを許し、後半もスコアだけを見れば12-14のビハインド。3勝4敗で5位が確定したものの、実力ある選手を抱えながら多くの課題を残したシーズンでもあった。

現役時代は同志社大のスター選手で、今夏から立命大の指揮を執る鬼束竜太ヘッドコーチ(HC)は「後半は苦しい展開になったが、選手が勝ちたいという気持ちを出してくれた」とホッとした表情。その一方で「強化しきれていない。ごまかしてやることができないのが、ラグビーの難しさ」と指摘した。

来季に向けて、同HCは「鍛え直して大学選手権に出場できる、関西で優勝を狙えるチームにしたい」を語った。

敗れた摂南大は7位以下が確定。Bリーグ(2部)との入れ替え戦(12月11日)は、摂南大と関学大の出場が決まった。