来年の北京オリンピック(五輪)で活躍が期待されるスノーボード女子日本代表チームがオンラインが会見に臨み、4日に米コロラド州でのW杯ビッグエアを優勝した岩渕麗楽(19=バートン)らが心境を語った。

W杯今季初優勝を飾った岩渕は「公開練習ではそれほど調子が良くなくて不安があったが、始まったら自分ができるマックスの技が出し切れた」と振り返った。

高校生だった18年平昌五輪では4位。当時に比べて「いまは自分をコントロールできるようになった。技に取り組む姿勢も変わった」と、心身の成長を口にする。

新型コロナウイルスのオミクロン株の影響で今後のスケジュールは未確定だが、「コロナで大変な中で活動させてもらっている。そのときの状況に合わせながら、最善のことをしていきたい」と話した。

W杯開幕戦を制した村瀬心椛(17=ムラサキスポーツ)は、第2戦も決勝進出。それでも「今回のW杯では、決勝には進めたが自分の思う技ができなかった」と悔しさをにじませる。北京五輪に向けて、「今年はたくさん練習してきた。北京五輪ではメダルを取りたい」と意気込んだ。

今年3月の世界選手権で銅メダルの鬼塚雅(23=星野リゾート)は、今季のW杯では2大会連続予選落ち。「負けすぎていて、自分自身にむかつく」と苦笑いを浮かべつつ、「調子自体は悪くない。細かい部分の調整をしていきたい」と、今後の巻き返しを誓った。