男子はBOMBERSが初優勝を決めた。葛塚ウイングスを48-36で下した。9-14で迎えた第2クオーター(Q)から登場した大野蓮主将(新潟小6年)が同Qに11得点するなど21得点を挙げた。“兄貴分”のU15に続いて全国大会(来年3月=東京)出場を手にした。女子は浜浦ウインドガールズが葛塚ウイングスに58-34の快勝でV2を決めた。

<男子>

主将は頼りになった。9-14で迎えた第2Qから大野主将は登場し、逆転に貢献。ディフェンスの網をすり抜け、鋭いドライブで加点。同Qの6分間で3連続ゴールを含む11点を積み上げた。「監督(佐々木良輔監督代行)に『すべてをコートに置いてこい』と言われた」。合計21得点と最後まで全力プレーを続けた。U15の中学年代チームに続く全国出場。佐々木監督代行は「U12が、U15に続いたら『本当にすごいことだよね』と話し合っていた」と笑顔だった。

<女子>

浜浦ウインドガールズ信田琴和主将(新潟大新潟小6年)がオールラウンドの活躍を見せた。ドライブで切り込み、リバウンドを拾い、ラストパスも供給。その間に22点を奪った。父は新潟商の男子バスケットボール部を率いる英樹監督。ポテンシャルの高い逸材を田村直剛監督(37)は「中学、高校と先がある子なので何でもできるように指導している」と話した。