新潟アルビレックスBBの連敗は13に伸びた。秋田ノーザンハピネッツに58-89と今季最多失点、最少得点タイで、今季最大の31点差をつけられた。前日4日の敗戦(62-79)と同じように19個のターンオーバーを記録するなど要所でミスを重ねた。

試合後の平岡富士貴監督(47)の口調は重かった。「昨日と変わらなかったのが残念」。ターンオーバーは前半だけで13個。秋田の厳しい守備の前に球際の弱さを露呈。チームの約束ごとだった短いパスをつなぐ意識は薄れ、苦し紛れのロングパスをカットされた。ターンオーバーからの失点は32を数えた。

リーグ戦中断明けのホーム2連戦。連敗ストップどころか課題の多さだけがあらわになった。ミスの多さは戦術理解度の低さを示す。状況は深刻だ。「私の知っているアルビレックスはどんな相手にでも向かっていくチームだった。泥くさく体を張った。まず気持ちの部分で“新潟らしさ”を取り戻さないと」とチームOBでもある平岡監督。ベテランのSG佐藤公威(37)は「戦術以前に気持ちの問題。びびっている選手は出なくてもいいくらい」と厳しい口調で言った。