Bリーグ1部東地区のレバンガ北海道は同地区の群馬との年内最終戦を106-96で勝利し、連敗を止めた。日本人最多17得点の寺園脩斗(27)は「日本人が頑張らないといけない。そういう気持ちでプレーした」と中野司(25)とともに2桁得点でゲームを引っ張った。コンディションを上げてきたデモン・ブルックス(31)も攻守にわたって存在感を見せた。

佐古賢一監督(51)は「寺園、ブルックスはいい流れを作ってくれた。日本人選手が得点すると安定感が出る。100点とれるチームではないが、勝ちたいという気持ちが上回った」と振り返った。点差が縮まる場面もあったが、ショーン・ロング(28)が2試合連続で40得点を越える活躍で、相手の猛攻を退けた。

この日は今季初となる観客収容制限が解除され、3911人のブースターが駆けつけた。「素晴らしかった」と佐古監督も笑顔。会場に響く大きな拍手も本拠地4試合ぶりの勝利を後押しした。

次節は来年の1月2日、西地区1位の琉球とアウェーで激突する。寺園は「しっかりと見つめ直して、自分たちのスタイルを存分に出したい」と意気込んだ。