第2戦が行われ、男子は平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が95・80点で4年ぶりの優勝を飾った。2位に昨年12月の開幕戦を制した平野流佳(太成学院大)が入り、日本勢のワンツー・フィニッシュとなった。昨季世界王者の戸塚優斗(ヨネックス)は9位だった。

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先月の開幕戦で優勝した19歳の平野流佳は、この日も安定した滑りで2位に入った。1本目を終えた時点で84・80の断然トップ。2本目でも難易度の高い技を成功させてガッツポーズでフィニッシュするなど、93・40点とさらに得点を伸ばした。直後に平野歩夢に上回られて自身3度目のW杯勝利とはならなかったものの、目標とする北京オリンピック五輪金メダルへ向け、しっかり実力を付けている。

◆スノーボード 5種目ある。ハーフパイプは雪の斜面を半円状のコースを滑り、縁からジャンプする高さや回転技の難度を競う。スノーボードクロスは複数の選手が同時にスタートし、コブやジャンプ台などがあるコースを滑って着順を競う。スロープスタイルは前半が障害物、後半はジャンプ台が3つずつ設置されたコースを滑り、演技を競う。前回18年平昌五輪から採用されたビッグエアは30~40メートルの長さがあるジャンプ台を滑り降り、空中での回転技や着地を競う。パラレル大回転は平行に設けた2つのコースを使用し、着順を競う。パラレル大回転は斜面を速く滑り降りるかを競う種目。決勝トーナメントは平行にセットされた2コースを選手が同時に滑って対戦する。