スノーボードのW杯は8日、米カリフォルニア州マンモスマウンテンでスロープスタイルの決勝が行われ、女子は元日の開幕戦を制した17歳の村瀬心椛(ここも、ムラサキスポーツ)が77・94点で3位に入った。昨年10月にはビッグエアでも優勝しており、北京五輪では2種目で表彰台が期待される。

安定感が光る滑走で表彰台は外さない。初優勝した元日の開幕戦に続き、好成績を収めた村瀬心。「(安定感を)自分でもすごく実感している。表彰台に乗れたのは大きいことなのでうれしい」と手応えをにじませた。

開幕戦と違い、冬季五輪2連覇中のアンダーソン(米国)と昨季の世界選手権女王サドフスキシノット(ニュージーランド)がそろい、1、2位を占めた。ただ「人を意識せず、自分に勝つことを意識している」。開幕まで1カ月を切った初の五輪へ「この調子で北京でも良い成績を残せたらいい」。たくましさは増すばかりだ。