ラグビーの新リーグ「リーグワン」のコベルコ神戸スティーラーズが、今季初勝利を目指す。第2節(15日)で横浜キヤノンイーグルスと対戦(日産スタジアム)。13日は先発メンバーを発表。負傷で8日の開幕浦安戦(旧NTTコム)を欠場したフランカーの橋本大輝主将(34)と、WTB山下楽平(29)が先発に入った。

ともに京産大の出身。母校は全国大学選手権で15大会ぶりに4強入り。初の決勝進出こそ逃したが、1月2日にあった準決勝では、優勝した帝京大を終了間際までリードする大健闘だった。

テレビ観戦したという橋本は「帝京とあんなに好ゲームをするとは思ってもいなかった。後輩が見せてくれたひたむきさに、心が熱くなった。自分ももっと頑張らないといけないと感じました」と素直な心境を語った。

今季、大学最強と呼ばれた帝京大を最も追い詰めたのが京産大だった。山下は「見ていて悔しかった。久しぶりに、自分の試合以外でそういう感情になりました。80分間ワクワクして、興奮させてもらった。刺激を受けました」と真剣に話した。

神戸は8日の新リーグ開幕・浦安戦(旧NTTコム)で23-24の惜敗。橋本は「戦う姿勢を見せる」。山下も「プライドをかけて戦う」と気を引き締めた。