ラグビー「リーグワン」のコベルコ神戸スティーラーズ(旧神戸製鋼)が、新リーグ初勝利を届ける。

15日横浜キヤノンイーグルス戦(日産ス)に向け、13日は先発メンバーを発表。地元神戸出身でこの日21歳の誕生日を迎えた李承信(すんしん)が、今季初めてSOに入る。帝京大を中退して20年に加入した異色の選手。試合の2日後には阪神・淡路大震災から27年を迎えるため、李は「神戸の10番は平尾さん、ダン・カーターらスーパースターが背負ってきた番号。神戸の人たちが元気になるよう結果を出したい」と意気込んだ。

CTBで出場した8日の開幕浦安戦(旧NTTコム)は23-24の惜敗。次節横浜戦は19年W杯を沸かせたSO田村優との対面対決となり、神戸は負傷離脱していたフランカー橋本大輝主将、WTB山下楽平らが先発で復帰する。昨秋の日本代表合宿でふくらはぎを負傷したプロップ具智元も加入後初先発する。