テニスの全豪オープン開幕を17日に控え、男子世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の入国問題に大会前の話題が支配されていることについて、同32位で地元オーストラリアのアレックス・デミノー(22)が15日、「選手たちはうんざりしている」と話した。

デミノーは「第一にこの状況が我々の大会から多くのスポットライトを奪っていると思う。私たちは全豪オープンで試合するために準備しており、それとはかけ離れたものになっている」などとコメント。オーストラリアではオミクロン株が猛威を振るっており、ワクチン未接種のジョコビッチを国外追放する国の姿勢は、国民感情とも一致している。

デミノーは、ジョコビッチがワクチンを打たないことに「通常のオーストラリア人がしなければいけないことと対立している。入国したいなら2度のワクチン接種が必要になる。そこは彼の選択であり、判断だ」と見解を述べている。