B2仙台89ERSが21日、今日22日から始まる東地区首位・FE名古屋戦に向けて最終調整を行った。

第13節の同カードは1勝1敗。第1戦では前半を終えて29-49と20点差をつけられたが終盤に逆転。第4クオーターを7失点に抑える堅守で75-71と接戦をものにした。今季、オフコートキャプテンを務める寒竹隼人(35)は「(13節で)相手の高い個の能力に、僕たちのチーム力が勝ると手応えを感じました」。前半戦30試合を経て、チーム力に加え、若手のメンタル面での成長も実感。コート内外でのコミュニケーションを通じて、仙台は着実にチーム力を伸ばしている。

敗戦がチームを強くした。前半戦の成績は20勝10敗。寒竹はこの10敗に「僅差、逆転負けと悔しい負け方をした試合が数試合ある」とした上で「この負けが前半戦終盤の粘りやチームがステップアップできた要因」と語った。12月に入ってからは10勝3敗と好調を維持。寒竹は「これからがすごく楽しみです」と後半戦に気合十分。FE名古屋戦の後は今季初の白石市、塩釜市開催のホーム3連戦。アウェーでの上位対決を制して、ホームに帰ってくる。【濱本神威】