今季最多得点差の40点をつけられ大敗した。山形ワイヴァンズは、熊本ヴォルターズに50-90で敗れた。今季4度目の同一カード連敗となり、22年ホーム初勝利はならなかった。

ミオドラグ・ライコビッチ・ヘッドコーチ(HC=50)は「(山形に)1年半いた中で、過去最低のゲームとなりました」と険しい表情を浮かべた。第1戦同様、攻撃から守備への切り替えが甘く、相手の外国籍選手を自由にさせた。さらにファウルを多く取られ、第2クオーター(Q)には16本ものフリースローを献上。第1戦と同じゲームの流れに会場からはため息が漏れた。

得点は今季最少の50にとどまり、フィールドゴール成功率は30・3%と決定力に欠けた。ライコビッチHCは「外国籍選手を1人欠く中、競争心を持って(プレー)できていなかった。勝つ気でやるという思いがあったのか?」と、選手のやる気を問題視した。チーム最多14本のシュートを放った山田友哉(23)は「少しルーズな感じで入ってしまった」と悔やんだ。

今後は29、30日に仙台、2月2日に首位FE名古屋とのアウェー3連戦を控える。山田は「今年初めてのホーム戦はお客さんの期待に応えられるような結果ではなかった。皆さんの熱い応援に応えられるように頑張っていきたいです」と前を見据えた。上位勢を破ってホームに戻り、次こそはブースターの熱い思いに応える。【濱本神威】