東京オリンピック(五輪)代表の池江璃花子(21=ルネサンス)が非五輪種目の女子50メートルバタフライ決勝に臨み、25秒78で2位だった。レース後には「情けないレースをしてしまった。そのひと言。気持ちが入りすぎて空回りしてしまった」と涙目で悔しがった。

6月の世界選手権(ブダペスト)の出場者については今後、選考委員会が総合的な判断で決める。池江の記録を0秒02上回る25秒76で相馬あい(ミキハウス)が1位だった。

中学3年時に15年世界選手権(ロシア・カザン)で代表入りした池江は、17年世界選手権(ブダペスト)でも世界選手権に出場した。今回出場が決まれば5年ぶりの出場となる。

池江は19年2月に白血病を公表。約10カ月の入院生活を経て、同年12月に退院した。そこから驚異的な回復を果たし、昨夏の東京五輪にはリレー種目で出場した。

池江は今大会、4日間で5種目にエントリー。この日は50メートルバタフライに出場し、予選では全体トップとなる25秒75をマークしていた。