2016年リオデジャネイロオリンピック(五輪)競泳男子400メートル個人メドレー金メダルで昨秋引退した萩野公介氏(27)が、東洋大で同学年だった青木玲緒樹(27)の日本記録に喜びを爆発させた。

国際大会日本代表選考会の女子100メートル平泳ぎ決勝で青木が1分5秒19の日本記録で優勝し、6月の世界選手権(ハンガリー)の出場権を獲得した。東京五輪銀メダルのレベルの高い記録で、渡部香生子が14年に出した日本記録を0秒31更新。テレビ解説した萩野氏は持ち前の話術で丁寧に話していたが、青木のキレのある泳ぎを見ると「いー、いー、行け行け」と絶叫。日本新記録の結果に「本当にいいレースでしたね。世界のトップクラスのタイムですよ」と絶賛した。昨年まで東洋大の平井伯昌監督のもと、一緒に練習してきただけに「いやあうれしい。興奮してごめんなさい。途中から仕事を忘れて、全力応援しました」と笑顔だった。