トライアスロンの上田藍(38)が11日、横浜市の「ハマトラアンバサダー」に就任した。世界シリーズ横浜大会を開催する横浜市が市や大会の魅力を広く発信するために新設したもの。上田はこの日、市庁舎で行われた委嘱式で、山中竹春市長から名刺などを渡された。

上田は過去2回表彰台に立っている横浜大会について「世界と戦う自信をつけてくれた大会」と感謝。「横浜大会や横浜市への思いは強い。トライアスロンと横浜市の魅力を発信していきたい」と笑顔で話した。

昨年の日本選手権を最後に計51・5キロのオリンピックディスタンスから「引退」した上田は距離4倍以上の「アイアンマン」を新たな目標に準備中。5月14日の世界シリーズ横浜大会に向け「今度は選手としてでなく違う形で支えたい」と話していた。