F1の2022年シーズン開幕戦バーレーンGPの決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションから優勝を飾った。

2位にカルロス・サインツが入り、フェラーリの1-2フィニッシュ。3位にはメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが立った。

スタート直後からレースをリードしたルクレールに対し、2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は果敢にバトルを仕掛けた。レース最終盤にピエール・ガスリー(アルファタウリ)の失火でセーフティーカー導入となり、レースは残り7周で再開。ここでもルクレールが好スタートを決めて引き離しにかかるが、フェルスタッペンは燃料系システムのトラブルでパワーを失ってリタイア。ほぼ同時にサインツと3位を争っていたセルジオ・ペレスも同様の症状に見舞われてスピンし、レッドブル勢は2台ともにリタイアで無得点に終わった。

ルクレールは2019年イタリアGP以来、通算3勝目を挙げた。

「とてもうれしいよ。今週は僕らにとって大きなチャンスがあるということは分かっていたけど、チームのみんなは本当に素晴らしい仕事をしてくれたんだ。素晴らしいマシンを作り上げてくれた。カルロスとともに1-2フィニッシュで開幕戦を飾ることができて、これ以上望みようがない最高の結果だ。またトップ争いに戻ることができて、素晴らしい気分だよ」

角田裕毅は16番グリッドからのスタートで、ソフトタイヤを中心としたアグレッシブな3ストップ作戦を敢行。徐々に順位を上げていき、最後はレッドブル勢のリタイアもあって8位でフィニッシュしポイント獲得を果たして幸先の良いシーズン開幕を切った。

(米家峰起通信員)