前節でリーグ1位を決めている相模原が、1点及ばず逆転負けを喫した。連勝は9で止まり、10戦全勝での順位決定戦出場は逃した。

吹き続けた強い風を味方にできなかった。風下の前半は、粘りのディフェンスから、しぶとく2トライを挙げて12-6とリードしたものの、後半は風上ながらノートライに終わった。逆に三重に2トライを献上し、逆転された。

ディビジョン2上位3チームによる順位決定戦は、23日か24日に始まる予定。1位の相模原は、同スタジアムで三重と対戦する予定。1位通過は確定しており、相手に情報提供を防ぐ意味でも、キーマンを起用しなかった。コリン・スレイドやマイケル・リトルらは、スーツ姿でスタンドで応援した。順位決定戦を勝ち抜くため、戦略上の決断だった。敗戦にグレッグ・クーパーヘッドコーチは「ハードなバトルになるのは分かっていたけど、今日ホームで負けたのは、残念です。10勝が目標ではありましたが、一番大事なのはそこではない。今シーズンが成功なのか否かは、次の2試合が重要」。1部昇格が唯一無二の課題と強調した。