国際スケート連盟(ISU)は12日、フィギュアの年間表彰式「ISUスケーティング・アワード21-22」を23年に延期すると発表した。今月1、2日に開催された理事会で議論され、ロシアのウクライナ侵攻が及ぼすISUの活動への影響、コロナ禍の継続など21-22年シーズンに直面した数々の課題を確認。「理事会は解決策を見いだすために最善を尽くした」(ISU)が、最終的に延期を余儀なくされた。来季22-23年シーズンの表彰式と併せて開催するという。

ISUと、制作を手掛けるアート・オン・アイスは「フィギュアスケートの祭典というイベントは重要であり、この特別なプロジェクトには、あらゆる情熱が込められていると考えている。23年は、これまで以上に芸術、音楽、スケーティングの特別なパフォーマンスを披露することを約束する」とし、プログラムや開催形式に関する詳細は年内に公表するという。

ISUスケーティング・アワードは20年に新設。7月の第1回では、記念すべき初代MVS(Most Valuable Skater=最優秀選手賞)に日本の羽生結弦(当時25=ANA)が選ばれている。