テニスで男女のツアーをそれぞれ統括するプロテニス選手協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)は20日、ウクライナ侵攻を理由にロシアとベラルーシの選手を除外したウィンブルドン選手権(6月27日開幕)の決定は公平性に反するとし、変更がなければ同大会にランキングのポイントを付与しないと発表した。選手は出場してもポイントを得られなくなる。

テニス界では両国を国別対抗戦などの団体戦から除外する一方、個人の参加は国名や国旗の使用を禁じる条件で容認。ウィンブルドンの主催者は4月に個人での出場も認めないと発表し、波紋を広げていた。

両ツアーはロシアの侵攻を非難した上で、国籍で選手を差別すべきでないと主張。国際テニス連盟(ITF)も同大会のジュニアと車いすの部にポイントを付与しないことを決めた。

これに対し、ウィンブルドンの主催者は、選手の活躍がプロパガンダに利用される可能性があるなどと改めて除外理由を説明。その上で「どのような選択肢があるか考えており、現時点では立場を保留する」とした。(共同)